消費者庁は2026年9月8日、回収対象になっているAnkerの充電式スピーカーで新たな火災事故が起きたと公表しました。対象になっているのは、Anker SoundCore(型番A3102)とSoundcore Motion X600(型番A3130)です。
この2製品は、回収が始まった時期も申込先のフォームも別です。対象かどうかを最後に決めるのは16桁のシリアル番号なので、色や買った時期だけで対象外と判断しないようにします。
Ankerスピーカー2製品で新たな火災事故を公表
9月8日は事故が公表された日で、回収が始まった日ではありません。回収と交換は、A3102が2024年4月4日から、A3130が2025年10月21日から続いています。
今回の公表のうち、この記事で扱う2製品の事故は、A3102とA3130で1件ずつです。A3102は事務所で充電中に発煙し、製品と周辺を焼く火災になりました。A3130は車両内で充電中に異音と異臭がして、製品が焼け、周辺が汚れる火災になりました。どちらも原因は調査中です。
消費者庁は、対象製品を持っていてまだ回収と交換を受けていない人に対し、直ちに使用をやめてAnkerへ連絡するよう呼びかけています。
2026年9月7日時点の回収率は、A3102が25.5%、A3130が48.1%です。対象製品の半分以上がまだ回収されていないため、手元の1台が対象として残っている可能性もあります。
対象かどうかは本体底面の型番で分ける
まず、手元の1台がどちらの製品かを見分けます。次の表は絞り込みのための目安で、最後の判定はフォームへシリアル番号を入れた結果です。
| 確認する項目 | Anker SoundCore | Soundcore Motion X600 |
|---|---|---|
| 型番(公式資料の表記) | A3102(消費者庁資料ではA3102016) | A3130(A3130011、A3130031、A3130061) |
| 本体底面の表示 | シールにAから始まる16桁のシリアル番号 | 製品名と、その2行目に品番。シリアル番号は「SN:」の後 |
| 対象外の色 | レッド、ブルー | ホワイト |
| 対象の購入・販売期間 | 2023年3月26日〜2023年9月30日 | 2023年4月24日〜2025年10月21日 |
| 対象になる購入先 | Anker公式オンラインストア、Amazon.co.jp、楽天市場、Yahoo!ショッピング、au PAY マーケット。家電量販店(そのECサイトを含む)と実店舗で買ったものは対象外 | Anker公式オンラインストア、Anker Store、Amazon.co.jp、楽天市場、Yahoo!ショッピング、家電量販店(そのECサイトを含む)など |
| 回収・交換の開始 | 2024年4月4日 | 2025年10月21日 |
| 判定と申込みのフォーム | Anker SoundCore用の回収受付フォーム | Motion X600を含む4製品共通の回収受付フォーム |
公式の資料どうしで、A3102の販売開始日や、A3130の型番と色の対応の書き方に違いがあります。どちらが正しいという訂正は出ていないため、表の期間や色だけで対象外と決めず、シリアル番号で確かめます。
製品名や型番が読み取れないときも、判定に使うのは16桁のシリアル番号です。どちらのフォームもシリアル番号だけで判定できるので、どちらの製品か分からない場合は両方で確認できます。番号がかすれて読めないときは、下に書いた電話窓口へ連絡します。
Anker SoundCore(A3102)の確認方法
本体底面のシールに、Aから始まる16桁のシリアル番号があります。この番号をA3102の回収受付フォームへ入力すると、回収・交換の対象かどうかが表示されます。
対象の範囲は、2024年6月6日に一度広げられています。以前シリアル番号を確認して対象外だった人にも、Ankerは再確認を呼びかけています。
名前の似たAnker Soundcore 3(型番A3117)は別の製品です。A3102のフォームでは判定できず、Motion X600と同じ2025年10月開始分のフォームで確認します。A3102のフォームで受け付けているのは、このスピーカーと、スピーカーフォンのAnker PowerConf S3です。
シリアル番号が読めないなど手続きで困ったときの窓口は、電話0120-253-004(平日9時〜17時)です。
Soundcore Motion X600(A3130)の確認方法
本体底面に製品名があり、その2行目に型番が書かれています。シリアル番号は「SN:」の後に続く、Aから始まる16桁です。この番号を2025年10月開始分の回収受付フォームへ入力します。
このフォームは、Motion X600のほかにAnkerのモバイルバッテリーやスピーカーフォンなど、あわせて4製品で共通です。型番が読み取れなくても、シリアル番号だけで対象かどうかを確認できます。判定できるのは日本で販売された製品だけで、海外で買ったものは購入した国の案内を見ることになります。
入力時は文字の取り違えに注意が必要です。「1(いち)」と「L(エル)」「I(アイ)」、「0(ゼロ)」と「O(オー)」などは間違えやすく、スマートフォンのテンキーでは入力できない場合があります。
電話窓口は0120-775-171(9時〜17時、土日祝を含む)ですが、混み合っているとAnkerが案内しています。
対象と表示されたら回収キットを申し込む
対象と判定された後の流れは、どちらの製品も同じです。
- フォームに必要事項を入力して送信する
- 申込み住所に回収キットが届く
- 同封の案内に従って本体を返送する
- 返送品の到着が確認された後、交換品が発送される
かかる期間の目安は製品ごとに違います。
- A3102:回収キットは受付後5日以内に発送。交換品は返送品の到着から5日以内が目安
- A3130:回収キットは申込みから通常2週間以内が目安で、申込状況により1か月ほどかかる場合がある。交換品は返送品の到着から3週間以内が目安で、買ったときと同じ色の新品と交換
A3130の回収では、外箱や付属品を返送する必要はありません。A3102の回収ページでは、キットが届くまで使用を控え、充電器を外した状態で保管するよう案内されています。
返却の方法として案内されているのは、この回収キットを使った返送だけです。一般ごみや店頭の電池回収ボックスへ出す方法は、どちらの回収でも案内されていません。
申込期限と事故原因はまだ公表されていない
今回の公表でも、まだ分かっていないことがあります。
- 今回公表されたA3102とA3130の各1件の事故が、すでに公表されているリコールの原因によるものかどうかは不明です。消費者庁も調査中としています
- 回収の申込みをいつまで受け付けるか、回収がいつ完了するかは公表されていません
申込みを急がせる期限は、いまのところ示されていません。ただし使用をやめることは期限とは別の話で、対象の可能性がある時点で必要になります。
まとめ|A3102とA3130は別のフォームで確認する
対象になっているのは、Anker SoundCoreのA3102とSoundcore Motion X600のA3130です。製品が違えば申込先のフォームも違うので、まず本体底面の表示でどちらの製品かを確かめます。
シリアル番号を入れて対象外と表示された人や、対象製品を持っていない人は、このまま使い続けて問題ありません。対象と表示された場合は、使うのをやめたまま、そのフォームから回収キットを申し込みます。
手元にあるスピーカーの底面を見て、Aから始まる16桁のシリアル番号を控えるところから始められます。
出典
- 消費者庁「消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について」(2026年9月8日)(2026年9月9日確認)
- 消費者庁「消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について」公表資料(PDF)(2026年9月8日公表/2026年9月9日確認)
- Anker Japan「Anker SoundCore、Anker PowerConf S3 回収受付フォーム」(2024年6月6日更新/2026年9月9日確認)
- Anker Japan「モバイルバッテリー / スピーカー回収受付フォーム」(2026年9月9日確認)
- 消費者庁リコール情報サイト「Anker SoundCore ブラック」(2024年4月4日/2026年9月9日確認)
- アンカー・ジャパン「Ankerグループ4製品に関するお詫びと自主回収のお知らせ」(2025年10月21日/2026年9月9日確認)

