NTT東日本とNTT西日本が、2027年4月から固定電話・ひかり電話の通話料、ホームゲートウェイの利用料、フレッツ光や電話の工事費を値上げします。
同じ4月1日の値上げでも、基準は2つに分かれます。通話料と機器代は4月1日以降に使った分から、工事費は4月1日以降に申し込んだ分からです。いまの電話をそのまま使う人と、引っ越しや開通工事を控えている人では、気にする日付が違います。
2027年4月から上がるのは通話料・ホームゲートウェイ・工事費
今回の値上げは、大きく3つに分かれます(税込)。
| 上がるもの | 新料金になる基準 | 東日本と西日本の差 |
|---|---|---|
| 固定電話・ひかり電話の通話料 | 2027年4月1日以降の利用分 | 同じ金額 |
| ホームゲートウェイの利用料 | 2027年4月1日以降の利用分 | 対象も金額も違う |
| フレッツ光・電話の工事費 | 2027年4月1日以降の申込分 | 標準的な例は同じ金額 |
通話料と機器代は、4月1日から自動で新しい料金になります。申込みなどの手続きはいりません。今の契約を続けるなら、設定の変更や機器の交換、工事も必要ないとNTT東西は案内しています。
光回線をNTT東日本・西日本ではなく、別の会社(光コラボ事業者)と契約している場合は、今回の金額がそのまま請求に反映されるとは限りません。NTT西日本は、光コラボの改定の有無は各事業者へ問い合わせるよう案内しています。
固定電話とひかり電話の通話料はいくら上がる?
通話料は、NTT東日本と西日本で同じ金額です。
| 通話先 | 加入電話など(改定前→改定後) | ひかり電話など(改定前→改定後) |
|---|---|---|
| 固定電話へ | 9.35円→10.45円(3分ごと) | 8.8円→9.9円(3分ごと) |
| 携帯電話へ | 17.6円→19.8円(1分ごと) | 17.6円→19.8円(1分ごと) |
| 050のIP電話へ | 11.55円→13.2円(3分ごと) | 11.55円→13.2円(3分ごと) |
「加入電話など」にはINSネットも、「ひかり電話など」にはひかり電話ネクスト・光回線電話・ワイヤレス固定電話も含まれます。
上がり幅は、どの通話先でも1割強(12〜14%ほど)です。固定電話へ3分話すと1.1円、携帯電話へ1分話すと2.2円上がります。
月にいくら増えるかは、通話の回数と長さしだいです。今の請求で通話料が月にいくらかを見ておくと、見当がつきます。
加入電話などで番号ごとにかかるダイヤルインの月額も、880円から1,100円になります。国際通話料も国ごとに改定され、金額は特設ページの通話料のページに載っています。
ホームゲートウェイの料金はNTT東日本と西日本で違う
ホームゲートウェイは、フレッツ光でひかり電話などを使うときにNTTから借りている機器です。ここだけは東日本と西日本で、値上げの対象も金額も違います(月額・税込)。
NTT東日本:戸建て向けと光クロスで値上げ
| 契約と使い方 | 改定前→改定後 |
|---|---|
| フレッツ 光ネクスト(ファミリータイプなど)・フレッツ 光クロスで、ひかり電話あり・無線LANなし | 無料→495円 |
| 同じ契約で、ひかり電話あり・無線LANあり | 330円→825円 |
| フレッツ 光クロスで、ひかり電話なし・無線LANあり | 550円→825円 |
| フレッツ 光ネクストのマンションタイプなど | 改定なし |
「無線LANあり」は、ホームゲートウェイの無線LAN機能や無線LANカードを使っている場合です。
2022年に新規受付を終えた「ギガファミリー・スマートタイプ」と「ギガマンション・スマートタイプ」は、機器代を含む月額料金が495円上がります。ギガファミリー・スマートタイプなら6,270円から6,765円です。
NTT東日本は、一部の利用者向けに新しい機種への交換キャンペーンを予定しています。時期、対象、申込み方法はまだ発表されていません。
NTT西日本:ひかり電話だけの人が月275円に
| 契約と使い方 | 改定前→改定後 |
|---|---|
| ひかり電話のみ | 無料(ひかり電話の月額に含む)→275円 |
| ひかり電話+ホームゲートウェイ無線LANカード | 変更なし(330円) |
| ひかり電話ネクスト・光回線電話 | 有料化しない |
ひかり電話を使っている人は、市販のルーターに替えてもホームゲートウェイを外せません。NTT西日本は、ひかり電話にはNTTのホームゲートウェイが必要だとしています。
ひかり電話を使っていない人は、使い方によっては市販のルーターで代わりになる場合があるとNTT西日本は説明しています。
フレッツ光や電話の工事費は4月1日の申込分から上がる
工事費は、工事をする日ではなく、申し込んだ日で決まります。2027年3月31日までに申し込めば改定前、4月1日以降なら改定後の料金です。工事日が4月以降になっても、3月中の申込みなら改定前の料金のままです(一部の法人向けサービスは工事日で決まります)。
フレッツ光を新しく引くときの標準的な工事費の例は、東日本・西日本とも次のとおりです(税込)。
| 申込み方法 | 改定前(3月31日までの申込み) | 改定後(4月1日からの申込み) |
|---|---|---|
| NTT東日本・西日本の公式サイトから | 22,000円 | 27,500円 |
| 公式サイト以外から | 23,100円 | 28,600円 |
フレッツ光ではなく、加入電話や光回線電話を新しく引く場合は別の工事費です。NTT東西の発表にある例では、公式サイト以外から申し込むと22,000円から27,500円になります。
どれも代表的な例で、実際の金額は工事の内容や建物の設備で変わります。土日・休日に工事をするときの加算額なども上がります。
解約日と工事日を合わせる必要がある乗り換えなら、次の記事で順番を確認できます。

いま見るのは契約先・契約名・工事の予定
自分に関係する値上げは、次の順で見ていくとしぼれます。
- 契約先:請求書や契約書類にある会社名が、NTT東日本か西日本か。どちらでもなければ、契約先の会社の改定案内を見て、分からなければその会社へ問い合わせます
- 電話の種類:「加入電話」か「ひかり電話」か
- 光回線の契約名:「フレッツ 光ネクスト ファミリー・ギガラインタイプ」「フレッツ 光クロス」など。東日本ならホームゲートウェイの無線LANを使っているか、西日本ならホームゲートウェイが低価格プランかどうかも見る
- 工事の予定:申し込む日が2027年3月31日までか、4月1日以降か
対象の契約をしている人には、NTT東西から書面などでも案内が届く予定です。届く時期は発表されていません。
加入電話から移る場合、条件を満たせば移行の初期費用は無料
工事費は4月から上がりますが、加入電話からNTTの代替サービスへ移る場合は、条件を満たせば移行の初期費用が無料になると、今回の発表でも案内されています。加入電話を使っていて、ひかり電話などへの切り替えも考えている人に関係する話です。
対象は、加入電話からNTTの光回線電話・ワイヤレス固定電話・フレッツ光+ひかり電話へ移る場合です。フレッツ光+ひかり電話へ移るときは、月額料金も一定期間割り引かれます。
ほかの適用条件は、NTT東日本とNTT西日本の移行費用のページで確認できます。
まとめ|今の契約は4月の利用分、工事は申込日で見る
今の電話やホームゲートウェイを使い続けるだけなら、手続きはいりません。4月1日からの利用分が、自動で新しい料金になります。
日付を気にしたいのは、工事を控えている人です。2027年3月31日までに申し込めば、工事費は改定前の金額で済みます。
西日本でホームゲートウェイの低価格プランを使っている人は、4月1日に月495円の標準プランへ自動で移ります。使い方によっては市販のルーターで代わりになる場合もあるので、レンタルをやめるときは、2026年11月1日以降に申し込めば解約金はかかりません。
ホームゲートウェイの金額は、東日本と西日本で違います。契約タイプごとの金額は、NTT東日本・西日本の特設ページの表で見られます。
出典
- NTT東日本「一部サービスの料金および工事費等の改定について」(2026年9月30日発表/2026年10月1日確認)
- NTT西日本「一部サービスの料金および工事費等の改定について」(2026年9月30日発表/2026年10月1日確認)
- NTT東日本「ホームゲートウェイの機器利用料の改定」(2026年10月1日確認)
- NTT東日本「各種サービスに関する工事費などの改定」(2026年10月1日確認)
- NTT東日本「よくあるご質問」(料金改定)(2026年10月1日確認)
- NTT西日本「通話料等およびダイヤルイン付加機能使用料の改定について」(2026年10月1日確認)
- NTT西日本「ホームゲートウェイの機器利用料の改定および低価格プランの提供終了について」(2026年10月1日確認)
- NTT西日本「各種サービスに関する工事費の改定について」(2026年10月1日確認)
- NTT西日本「よくあるご質問」(料金改定)(2026年10月1日確認)

