auナビウォーク・auカーナビは9月1日値上げ|新料金と解約前の確認点

auナビ3サービスの新料金を契約中のコースと決済方法から確認することを伝えるアイキャッチ 価格改定

auの3つのナビアプリ「auナビウォーク」「auカーナビ」「au助手席ナビ」の月額料金が、2026年9月1日に改定されました。発表は2026年6月22日で、9月2日の時点ではすでに新料金です。

同じ日に、au助手席ナビはauカーナビ ライトへ名称が変わりました。アプリ名だけが変わったように見えるため、別のサービスに切り替わったと受け取りやすい部分です。

値上げの幅は決済方法でそろっていません。au PAY(auかんたん決済)は全コースが110円の値上げですが、Google Play決済とApple ID決済は60円または100円です。

ニュースなどで見かける「一律110円の値上げ」という説明は、au PAY決済に限った話になります。

つまり、自分がいくら払うことになるかは、アプリ名だけでは決まりません。契約中のコース名と、どこで課金されているかを合わせて見る必要があります。

auナビ3サービス9コースの8月31日までと9月1日からの月額を決済方法別に比較した料金表
3サービス9コースの新旧月額を決済方法別に比較(画像はタップで拡大)

まず確認するのは契約サービス・コース・決済元・次回更新日

今回の改定対象は、auナビウォーク、auカーナビ、au助手席ナビ(現auカーナビ ライト)の3サービスです。auナビウォークは徒歩や電車の移動に、auカーナビとauカーナビ ライトは車の運転に使うアプリです。

料金を確かめるとき、この3つの名前だけでは足りません。同じサービスでもコースが分かれ、さらに決済方法によって金額が変わるためです。

3と4を見る場所は、契約したときの決済方法で変わります。

iPhoneは「設定」から自分の名前を開いて「サブスクリプション」、Androidは「Playストア」アプリの「定期購入」です。au IDで申し込んだ場合は、auの請求内訳から確認します。

新旧料金を決済方法別に比較

9月1日を境にした金額は次のとおりです。すべて月額・税込です。

サービス・コース決済方法8月31日まで9月1日から
auナビウォーク(月額220円コース)au PAY220円330円
auナビウォークau PAY330円440円
auナビウォークGoogle Play/Apple ID440円500円
auカーナビ スタンダードau PAY550円660円
auカーナビ スタンダードGoogle Play/Apple ID600円700円
auカーナビ プレミアムau PAY990円1,100円
auカーナビ プレミアムGoogle Play/Apple ID1,100円1,200円
auカーナビ ライト(旧au助手席ナビ)au PAY330円440円
auカーナビ ライト(旧au助手席ナビ)Google Play/Apple ID400円500円

au PAYの列は、どのコースも110円ずつ上がっています。一方、ストア決済の上げ幅はauナビウォークが60円、それ以外は100円です。

KDDIの発表資料に載っている金額表はau PAY決済のものです。Google PlayとApple IDの金額は、各サービスの公式ページ側に書かれています。

発表資料の数字だけを見ると、ストア決済で払っている金額と一致しません。

au助手席ナビはauカーナビ ライトへ名称変更

9月1日のリニューアルで、au助手席ナビは「auカーナビ ライト」になりました。公式ページで案内されている追加機能は次の4つです。

  • 渋滞情報詳細表示
  • ゾーン30回避ルート
  • 新規開通道路表示
  • 駐車場アイコンのブランド表示

ゾーン30は、生活道路の速度を時速30キロに制限した区域を指します。この区域を避けるルートを出す機能が加わりました。

一方で、公式ページは「一部提供終了する機能がございます。詳細はアプリ内のお知らせをご確認ください」と案内しています。

終了した機能の中身はアプリ内のお知らせにしか書かれていないため、この記事では列挙しません。使っていた機能が残っているかどうかは、アプリを開いて確認する必要があります。

App StoreとGoogle Playでは、名称変更の後も助手席ナビ時代と同じ掲載ページ・同じパッケージが使われています。

ただし、既存の契約が自動で新しい名前へ引き継がれたのか、手続きやアプリの更新が必要だったのかは、公式Webでは説明されていません。

auカーナビ ライトとauカーナビの機能差

名前が似ていますが、auカーナビ ライトとauカーナビは料金も機能も別です。ライトは基本のナビ機能を提供し、auカーナビはスタンダードとプレミアムの2コースで機能を足していく形になっています。

コース9月1日からの月額(au PAY/ストア)主に使える機能
auカーナビ ライト440円/500円地図、ルート検索、ナビゲーション、渋滞情報などの基本機能
auカーナビ スタンダード660円/700円ライトの機能に、オフライン地図データ、いつもの道優先、経由地8地点などを追加
auカーナビ プレミアム1,100円/1,200円スタンダードの機能に、Android Auto・CarPlay対応、車種5台などを追加

スタンダードで増えるのはオフライン地図と経由地の数

スタンダードコースで使えるようになるのは、いつもの道優先、いつもの道マップ、オフライン地図データ、マイルートプラン(20件まで保存)、オービスマップ、通勤ルートの登録、通勤ルート渋滞チェッカーです。

経由地の設定数も、最大3地点から8地点へ増えます。配達や複数の用事をまとめて回る運転をする人は、ここで差が出ます。

オフライン地図データは、電波の届かない場所を走るときに効きます。山間部や地下駐車場で地図が止まった経験があるかどうかが、ライトで足りるかどうかの分かれ目です。

プレミアムで増えるのは車載機連携と登録上限

プレミアムコースで追加されるのは、車載機連携機能(Android AutoとCarPlayに対応)、車種登録の5台まで、My地点プレミアム(登録件数の上限なし)、Myルートプランの100件までです。

カーナビの画面を車のディスプレイに映して使いたい場合は、プレミアムコースが必要になります。スタンダードコースには車載機連携機能がありません。

無料期間は決済方法とコースで異なる

初回加入時の無料期間は、決済方法ごとに数え方が違います。

サービス・コースau PAYGoogle PlayApple ID
auナビウォーク初月無料31日間無料1カ月無料
auカーナビ スタンダード初月無料31日間無料1カ月無料
auカーナビ プレミアム初月無料なしなし
auカーナビ ライト初月無料31日間無料1カ月無料

au PAYの「初月無料」は加入した月の情報料が無料になるという意味で、月末に加入すると無料で使える日数は短くなります。Google PlayとApple IDは加入日から数えるので、月のどこで申し込んでも期間は変わりません。

auカーナビ プレミアムをGoogle PlayまたはApple IDで申し込む場合、無料期間はありません。公式ページにも「プレミアムコースは初回ご加入の無料期間はございません」と明記されています。

無料期間はいずれも初回加入のみです。2回目以降は加入日から情報料がかかります。また、無料期間が終わると自動的に通常料金へ移ります。手続きをしなければ止まる、という仕組みではありません。

auカーナビで無料期間中にコース変更をした場合は、新しいコースが適用された月から情報料が発生します。

Pontaパス会員がau PAYで初回加入すると、初月と翌月の最大2カ月が無料になります。ただし、Pontaパス自体が月額548円の有料サービスです。無料期間を1カ月延ばす目的だけで加入すると、支払いは増えます。

新料金の請求は、au PAYとストア決済で数え方が違う

KDDIと沖縄セルラーの発表は、3サービスの月額料金を9月1日から改定するという内容で、新規契約者に限定していません。既存の契約も改定の対象と読めます。

ただし、既存の契約でいつの請求分から新料金になるのかは、決済方法ごとには公式Webに書かれていません。請求書や明細に反映される時期も同じです。

au PAY決済は暦月、Google PlayとApple ID決済は購入日起点で課金期間を数える違いを示した図
au PAY決済とストア決済の課金期間の違い(画像はタップで拡大)

au PAYは暦月で数える

au PAY(auかんたん決済)で契約した場合、利用規約は情報料を暦月で扱います。契約した日が属する月の翌月から、解約した日が属する月までを月数で数える書き方です。

契約した月に解約した場合は1カ月分の情報料がかかります。規約に日割り計算の記載はありません。

Google PlayとApple IDは購入日から数える

ストア決済は、購入手続きをした日を起点に30日または1単位月で区切られます。auカーナビ ライトの利用規約では、期間の途中で解約を申請した場合、その解約が適用されるのは申請した日が属する単位月の終了日と定められています。

そのため、更新日は人によって違います。9月1日の改定が自分の請求のどこから反映されるのかは、決済元のサブスクリプション画面で次回更新日と次回請求額を見るのが確実です。

決済方法をまとめて「日割りはありません」と覚えると、ストア決済の期間末まで使える扱いと食い違います。au PAYとストア決済は、別の数え方だと考えたほうが間違いません。

続けるかどうかは月の利用回数と必要な機能で決める

値上げされたからといって、解約が正解とは限りません。判断の材料になるのは、次の5点です。

  1. この1カ月でナビを起動した回数
  2. 電波の届かない場所を走ることがあるか(オフライン地図が要るか)
  3. 1回の移動で経由地を4か所以上入れることがあるか
  4. カーナビ画面を車のディスプレイに映したいか(CarPlay/Android Auto)
  5. Pontaパスの特典としてすでに一部機能を使っていないか

月に1、2回しか開いていないなら、値上げ後の金額を払い続ける理由は弱くなります。逆に毎日の通勤や配達で使っているなら、ライトからスタンダードへ変えたほうが手間が減る場合もあります。

車載機連携や複数車種の登録、登録上限の拡張を使っていない人は、プレミアムからスタンダードへ下げる選び方もあります。オフライン地図や経由地4地点以上が不要なら、auカーナビからauカーナビ ライトへの変更も候補です。解約と継続の2択だけで考えないほうが選択肢は広がります。

解約は契約した決済元で手続きする

解約するときに間違いやすいのが、手続きをする場所です。支払方法の表示に「au PAY(auかんたん決済)」と出ていても、App StoreやGoogle Playで登録した契約は、ストア側で解約します。

auのサポートページも、Google PlayやApp Storeで加入して支払方法をau PAYにしているサービスは、端末の「設定」またはPlayストアアプリで手続きすると案内しています。

au PAY(auかんたん決済)で契約した場合

auのサイトから申し込んだ契約は、au IDを使ってauの会員解約ページで手続きします。auカーナビ ライトの解約手順は次のとおりです。

  1. 会員解約ページにアクセスする
  2. 「auカーナビ ライト(旧 au助手席ナビ)の解約」をタップする
  3. au IDとパスワードを入力する(ログイン済みなら表示されません)
  4. 内容を確認して「解約する」をタップする
  5. 解約完了

auナビウォークの解約も同じ流れです。どちらもスマートフォンとタブレットからのみ手続きでき、パソコンではできません。

この画面で対象のサービスが出てこない場合は、ストア側で契約している可能性があります。

Google Play・Apple IDで契約した場合

Apple IDで契約した場合は、iPhoneやiPadの「設定」から自分の名前をタップし、「サブスクリプション」を開いて解約します。

Google Playで契約した場合は、Playストアアプリの「定期購入」から解約します。Googleのヘルプには「アプリをアンインストールしても、定期購入は解約されません」と明記されています。

解約したあとの扱いも覚えておくと安心です。Googleは「定期購入を解約しても、お支払い済みの期間中は定期購入を利用できます」と案内しています。auカーナビ ライトの利用規約でも、解約の効力が生じるのは申請した日が属する単位月の終了日です。

公式Webで確認できないこと

3サービスの公式ページは、改訂後の利用規約を確認し、同意したうえで利用するよう案内しています。ただし、ストアの価格変更画面で個別の同意が必要か、特定バージョンへのアプリ更新が必須かまでは説明していません。

2026年9月2日に公式ページと利用規約を確認した範囲で、書かれていなかったのは次の点です。いずれも推測では補いません。

  • 既存契約でいつの請求分から新料金になるのか、決済方法ごとの適用時期
  • 請求書や明細に新料金が表示される時期
  • App StoreやGoogle Playの価格変更画面で、個別の同意が必要かどうか
  • 3サービスの利用継続に、特定バージョンへのアプリ更新が必須かどうか
  • au助手席ナビの既存契約が、どの時点でauカーナビ ライトへ切り替わったのか。別の手続きやアプリ更新が必要だったのか
  • auカーナビ ライトで提供終了した機能の正確な内容(アプリ内のお知らせのみ)
  • au、UQ mobile、povoでサービス料金に差があるかどうか

最後の点は誤解しやすいところです。3サービスの公式ページには、ブランド別の料金差が書かれていません。差がないと確認できたわけではなく、書かれていないというだけです。今回の資料で確認できる金額の差は、決済方法とコースによるものです。

契約内容にかかわる質問は、auの問い合わせ窓口が確実です。聞くときは、サービス名、コース名、決済方法、次回更新日を控えてから連絡すると、やり取りが短くて済みます。

まとめ

3サービスの月額料金は2026年9月1日に改定済みで、au助手席ナビはauカーナビ ライトへ名称が変わりました。

値上げ幅はau PAYが110円、Google PlayとApple IDは60円または100円です。自分の金額を知るには、サービス名だけでなくコース名と決済元を合わせて見ます。

既存契約の請求がいつ新料金になるかは公式Webにないため、決済元の画面で次回更新日と次回請求額を確認するのが確実です。

続けるかどうかは、月の利用回数と、オフライン地図・経由地・CarPlayが要るかどうかで検討することをおすすめします。解約と継続の2択ではなく、コースを下げる選び方も残っています。

解約する場合は、契約した決済元で手続きします。アプリを消しても契約は残るので、削除する前に解約が済んだかを画面で確かめておきましょう。

出典

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