消費者庁は2026年9月11日、ティファールの電気ケトルで新たな火災が起きたと公表しました。対象はティファールの電気ケトルすべてではなく、本体の底面にある「製品品番」と「4桁の番号」が両方とも一致した製品です。
無償交換そのものは2025年9月16日から続いていて、今回始まったものではありません。まだ交換していない製品が手元に残っていないかを見る機会になります。
ティファール電気ケトルで新たな火災を公表
9月11日は事故が公表された日で、交換の受付が始まった日ではありません。
公表された事故は、2026年7月12日に東京都で起きた1件です。使用中に電源プラグの部分と周辺を焼く火災になりました。この1件の原因は調査中です。
無償交換のもとになっている不具合は、2025年9月にグループセブ ジャパンが公表しています。電源コードを持ってコンセントから引き抜くような使い方で電源プラグに負担が繰り返しかかり、破損すると、コンセント近くで発煙や発火に至る可能性がある、という内容です。
対象台数は4,185,393台です。2026年8月31日時点の交換率は15.0%で、対象の大半がまだ交換されていません。同じ不具合による火災は、今回の1件とは別に、2025年度に3件、2026年度に3件が報告されています。
消費者庁は、対象製品を持っていてまだ無償交換を申し込んでいない人に、速やかに連絡するよう呼びかけています。
対象かどうかは製品品番と4桁番号の両方で決まる
電気ケトル本体の底面には、扇形か長方形のラベルが貼られています。ラベルの青枠内が製品品番、赤枠内が4桁の番号です。この二つが両方とも対象製品一覧表と合ったときだけ対象になります。

| 見る場所 | 読み取る表示 | 判定での役割 |
|---|---|---|
| 底面ラベルの青枠内 | 製品品番(KO4904JP、BF805170のような英数字) | 一覧表の「製品品番」と同じものがあるかを見る |
| 底面ラベルの赤枠内 | 4桁の番号(4221など) | その品番の対象範囲に入るかを見る。左2桁が製造された週、右2桁が製造された年 |
範囲は一覧表の側に書かれています。たとえば「4221 〜 2522」は、2021年の42週目から2022年の25週目までに作られた製品が対象という意味です。手元のケトルに範囲は印字されていないので、控えた4桁を右2桁の年、左2桁の週に分けて、年から順に範囲へ収まるかを見ます。
数字の大小では比べられない点に注意が必要です。たとえば5021は2522より大きい数字ですが、2021年の50週目なので「4221 〜 2522」の範囲に入ります。範囲の読み方で迷ったら、控えた二つの番号を公式の特設ページへ入力すれば、対象か対象外かが表示されます。
ラベルの形やサイズ、印字のしかたは製品によって違います。数字が読み取れないときは、この後に書いた電話窓口で相談できます。
ウォッシャブル0.8Lだけは底面の刻印を見る
製品名が「ウォッシャブル 0.8L」のものだけは、ラベルではなく本体の底面に製品品番と4桁の番号が直接刻印されています。ラベルが見当たらなくても、底面の刻印を探せば同じ二つの表示を読み取れます。
対象製品は一覧表の60製品
対象は、2021年10月から2024年7月までに製造されたもののうち、特定の製造ロットです。公式発表では28モデル、品番などで分けると60製品です。
同じ製品名でも製品品番が分かれているものがあります。たとえば「アプレシア・プラス ロック ホワイト 0.8L」は、KO5401JP /87Aが「2822 〜 4323」、KO5401JP /87Bが「0424」と、対象になる4桁の番号の範囲が違います。商品名や色だけでは対象かどうかは決まりません。
一覧表を目で追うよりも、控えた二つの番号を公式ページへ入力したほうが確実です。
対象なら電源プレートを無償交換する
交換するのは、ケトルを載せてコードがつながっている電源プレートです。構造の異なる電源プラグを備えたものに、無償で取り替えます。ケトル本体の交換や返金ではありません。
番号を控えた後の流れはこの4段階です。
- 特設ページで製品品番と4桁の番号を入力し、判定結果を見る
- 対象と表示されたら、個人情報の取り扱いに同意して申し込み画面へ進む
- 氏名や住所などを入力して申し込む
- 届いた案内に従って電源プレートを交換する
オンラインの受付は24時間です。電話で申し込む場合は、電源プレート無償交換事務局のフリーダイヤル0120-153-020で、受付時間は9時から18時まで、土日祝日とグループセブ ジャパンの休業日は除きます。
申込期限と交換品の発送時期は公表されていない
今回の公表でも、次の点は分かっていません。
- 無償交換の申し込みをいつまで受け付けるか
- 交換する電源プレートがいつ届くか
- 調査中の火災原因がいつ、どのように確定するか
申込期限は公表されていません。消費者庁は未交換の人へ速やかな連絡を呼びかけているため、対象と分かった時点で申し込みます。
まとめ|底面の二つの表示を確認する
ティファールの電気ケトルを使っているなら、まず本体をひっくり返し、青枠の製品品番と赤枠の4桁の番号を確認します。
二つとも対象製品一覧表に合った場合は、交換するのはケトル本体ではなく電源プレートです。申し込みは特設ページなら24時間、電話なら0120-153-020で9時から18時まで(土日祝日とグループセブ ジャパンの休業日を除く)受け付けています。
どちらか片方しか合わない場合や、対象外と表示された場合は、申し込みは必要ありません。番号が読み取れない、判定結果に迷うという場合は、0120-153-020で確認できます。
出典
- 消費者庁「消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について」(2026年9月11日)(2026年9月14日確認)
- 消費者庁「消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について」公表資料(PDF)(2026年9月11日公表/2026年9月14日確認)
- ティファール「【重要】電気ケトルの電源プレート 無償交換のお知らせとお願い」(2025年9月16日/2026年9月14日確認)
- ティファール「電源プレート無償交換特設ページ」(2025年9月16日/2026年9月14日確認)
- グループセブ ジャパン「ティファール電気ケトルの電源プレート 無償交換のお知らせ」(プレスリリース・PDF)(2025年9月16日/2026年9月14日確認)
- 消費者庁リコール情報サイト「ティファール 電気ケトル」(2025年9月16日/2026年9月14日確認)

