光回線の開通までネットを使う4つの方法|工事待ちの期間別に選ぶ

光回線の工事待ちに一時的なインターネット回線を選ぶイメージ サービス変更


光回線を申し込んだものの、工事日が入居日に間に合わない。旧居の回線には解約日があり、新居ではまだ何もつながらない。開通までの数日から数か月をどうつなぐか、悩ましいですよね。

そんな時はまず、光回線の提供元に「開通前の無料WiFiルータ貸出」があるか確認してみましょう。ドコモ光・ahamo光とSoftBank 光なら、公式の貸出案内があります。

貸出がなければ、待ち期間と使い方に合う方法を4つから選びます。下のリンクから、気になる方法へ移動できます。

光回線の開通待ちは、期間と通信量で方法を選ぶ

NTT西日本の案内では、光回線の利用開始までに「申し込み前の準備」「申し込み」「工事・設定」「利用開始」の4段階があり、開通までに時間がかかる場合があると書かれています。

何日で開通するかは申込先や工事の内容で変わるため、一律には示しません。自分の工事日は申込先の案内で確かめます。

工事日が決まっていないと、一時回線を何日使うかも決まりません。まず下の表で、無料貸出だけで足りるかを見ます。

方法費用の型向く待ち期間開通後にすること
光回線の開通前貸出無料(申込先の条件による)申込先の貸出期間内機器を返却する
スマートフォンのテザリング契約中のプラン内。追加契約は原則なし数日、通信量が少ない設定を切るだけ
日・週単位のモバイルWi-Fiレンタル日額・週額+送料終了日が決まっている数日〜数週間返却期限までに返送する
月額型のレンタルホームルーター月額+初期費用。端末は借りる1か月以上、自宅中心締切日までに解約を申し出て返却する
端末購入型のホームルーター月額+端末代(分割の場合あり)開通後も使い続ける予定がある端末残債の有無を確認して解約する

無料貸出が使える人は、ほかの方法を比べる必要はありません。使えない人だけ、残りの4つへ進みます。

光回線の開通待ちに使う回線を、無料貸出、待ち期間、通信量、総額、終了条件の順で選ぶ流れ

最初に光回線の申込先へ開通前レンタルを確認する

光回線の申込先には、開通までの間、無料で通信機器を貸す会社があります。公式に案内が出ている例を2つ挙げます。

ドコモ光・ahamo光の開通前Wi-Fiルーターレンタル

NTTドコモは、ドコモ光・ahamo光を新規に申し込んだ人向けに、開通までホームルーターまたはモバイルWi-Fiルーターを使える開通前Wi-Fiルーターレンタルを案内しています。

対象は、新規申込みで、作業員が訪問する工事(派遣工事)がある人です。

申込日にも条件があります。ドコモショップは2026年7月14日以降、量販店・一般販売店・Webは8月4日以降の申込みが対象です。すでに申込み中の人は対象外です。

貸出は、次のうち最も早い日に終わります。

  • 開通工事が終わった日
  • 光回線をキャンセルした日
  • 機器が届いてから180日後

返却送料は無料です。ただし、紛失や破損には違約金がかかる場合があります。

SoftBank 光/SoftBank 光+の開通前レンタル

ソフトバンクは、SoftBank 光/SoftBank 光+が開通するまでインターネットを使えなくなる人向けに、無料で「Airターミナル」または「Pocket WiFi」を貸す開通前レンタルを案内しています。

申込方法は、光回線の申込み前後で異なります。

  • 申込み済み:ログイン後、チャットサポートから申し込む
  • 申込み前・乗り換え:光回線の新規申込み時に店頭で申し込む

貸出は、開通日、光回線の申込日から180日目、キャンセル日のうち、最も早い日に終わります。破損や未返却には修理交換料金や違約金がかかります。

全社共通ではない

この2社の条件は、ほかの光回線にはそのまま使えません。貸出の有無や期間、返却方法は会社ごとに異なります。同じ会社でも、申込窓口や申込み前後で条件が変わります。

貸出が使えると分かったら、有料の一時回線はまだ契約せず、機器の到着日を確認します。

開通までネットを使う4つの方法

貸出が使えない、または貸出期間より開通が遅れそうな人は、次の4つから選びます。

スマートフォンのテザリング

テザリングは、スマートフォンを親機にして、パソコンやゲーム機などをインターネットにつなぐ方法です。ドコモの案内では、Wi-Fi、Bluetooth、USBの3種類の接続方法があり、申込み不要・月額無料で使えると書かれています。

ただし、一部のプランでは事前申込みや別契約が必要です。

ドコモ以外のほかの通信会社や料金プランでは、テザリングの申込み、料金、使える通信量が異なります。契約中のプランの案内で、テザリングの可否と通信量制限について確認してみてください。

テザリングでは、スマートフォン本体の通信に加えて、つないだ機器の通信も同じプランの通信量を使います。一定量に達すると速度が制限されたり、通信料が高くなったりする場合があると、ドコモも注意しています。

スマホのテザリングに向くのは、開通まで数日で、Web閲覧やメール中心、追加契約を避けたい人です。在宅勤務の会議や動画視聴が毎日あると、契約中のプランによっては、通信量の上限に達することがあります。

日・週単位のモバイルWi-Fiレンタル

旅行や出張向けに、モバイルWi-Fiルーターを日単位や週単位で貸すサービスがあります。工事待ちの期間が数日から数週間で、終了日が決まっている人に合います。

料金は会社、機種、通信量、日数で変わります。申込画面では、次の4点を確認しましょう。

  • 配送日と受取方法
  • 返却日と返却方法、返却が遅れたときの延長料金
  • 1日あたり、または期間全体の通信量と、超えたときの速度制限
  • 送料と補償オプションの有無

開通が延びる可能性があるなら、延長の手続きと料金を先に見ておきます。返却日を過ぎたあとに延長できるか、いくらかかるかは会社ごとに違うので、申込前に延長の項目を開いておくと、開通が遅れたときに慌てなくて済みます。

月額型のレンタルホームルーター

コンセントにつなぐ据え置き型の端末を、月単位で借りる方法です。端末を買わないので、解約後に端末代が残りません。その代わり、解約時に端末を返します。

例として、レンタルホームルーターの「おきらくホームWi-Fi」では、解約は15日までの連絡で当月末、16日以降の連絡だと翌月末になり、解約月は日割りなしの満額です。解約月の翌月10日までに貸与品一式を返し、返さないと機器の損害金が発生します。

光回線の開通日が解約の締切を過ぎると、支払いが1か月分増えることがあります。月額だけでなく、解約の締切日と返却期限も見ておきます。

レンタルホームルーターが向くのは、開通まで1か月以上かかる見込みで、自宅で複数の端末をつなぎ、端末を買いたくない人です。

端末購入型のホームルーター

端末購入型は、通信料金とは別に端末代を払う方法です。光回線の開通後も、別の部屋や実家などで使い続ける人には候補になります。

注意点は、途中でやめたときの端末代です。

国民生活センターは2026年5月14日の見守り情報で、据置型Wi-Fiルーターには通信契約と本体の契約があり、毎月の割引で本体が「実質無料」になる契約でも、中途解約するとその時点の本体代金の残債を請求されると注意を出しています。

紹介されている相談では、本体約7万円を36回払いにし、毎月の割引で実質無料と説明された人が、解約時に本体代の支払いを求められています。工事待ちのつなぎだけが目的なら、購入型は割引が終わる前に解約する前提になり、残債が残りやすい形です。

レンタル型ホームルーターと端末購入型ホームルーターの解約後の違い

待ち期間別に候補を絞る

光回線開通までの待ち期間が分かると、どの方法を検討するか方針が決まります。ただし、どの方法であっても、まずは申し込んだ回線提供元の開通前貸出を確かめておきましょう。

待ち期間最初に比べる方法次の候補見落としやすい点
数日テザリング日単位レンタルプランの通信量。会議や動画があると数日で上限に近づく
数週間日・週単位レンタルテザリング返却日と延長料金。開通が延びたときの費用
1か月以上月額型レンタルホームルーター日・週単位レンタルの延長解約申告の締切日。数日の差で1か月分増える
開通日が未定月額型レンタルホームルーター開通前貸出の期間内なら貸出を優先貸出の終了日(180日など)と、その後の空白

「1か月以上なら月額型が必ず安い」とは言えません。日・週単位レンタルを延長した合計と、月額型の初期費用・月額・解約月の請求を比較して決めます。

表の期間はあくまで目安です。工事日が確定していない人は、開通予定日より「最も遅れた場合」の日付で期間を見てください。

料金は開通後の解約・返却まで含めて比べる

一時利用回線の総額は、表示されている月額や日額だけでは決まりません。次の費用を足して、自分の利用期間で計算します。

月額型で見落としやすいのは「請求される期間」です。おきらくホームWi-Fiの例では、16日以降に解約を連絡すると翌月末の解約になり、解約月は満額です。25日に光回線が開通した人が同日に解約を申し出ると、翌月分まで払う形になります。

購入型で見落としやすいのは、端末代の残債です。国民生活センターの事例のように、月々の割引で本体代が相殺される契約は、割引が終わる前にやめると本体代がまとまって残ります。

返却送料も会社で違います。ドコモの開通前レンタルは返却送料無料と案内していますが、おきらくホームWi-Fiは初期不良を除いて利用者負担です。

金額が公式に決まっていない場合は、発送元と配送方法で変わるため、総額には概算として入れます。

在宅勤務や動画利用では通信量と設置場所も確認する

回線開通までの一時利用の期間の次に見るのは、通信量と使う場所です。

  • 接続台数:家族のスマートフォン、パソコン、テレビを同時に使うなら、テザリング1台では足りにくい
  • 通信量:オンライン会議や動画視聴が毎日あるなら、通信量に上限があるプランは避ける
  • 使う場所:据え置き型は登録した住所で使うものがある。ドコモ貸出のhome 5Gも、光回線の設置場所でのみ使える
  • 止まったときの影響:仕事で通信を止められない人は、工事が延びたときの延長方法も決めておく

モバイル回線を使う機器は、建物の構造や時間帯で速度が変わります。光回線と同じ品質を前提にせず、開通までの期間だけなら受け入れられる速度かで決めます。

光回線が実際につながってから一時回線を解約・返却する

開通工事の日が来ただけで一時回線を止めるのは少し待ったほうが良いです。工事が延びたり、工事が終わっても、機器の設定が済まず、すぐに使えないことがあります。

開通後の手順は次の順番で進めましょう。

  1. 光回線でパソコンやスマートフォンが実際にインターネットにつながることを確かめる
  2. 一時回線の解約申告の締切日と、解約が成立する日を確かめる(月額型は15日までか16日以降かで月が変わる例がある)
  3. 公式の窓口から解約を申し出る。開通前貸出は、開通日などの終了条件で自動的に終わる場合もあるため、返却の案内を待つ
  4. 貸与品一式(本体、SIM、アダプター、ケーブル、箱)を確かめる。不足があると損害金の対象になり得る
  5. 追跡できる方法で返却期限までに返送し、伝票を保管する
  6. 最終請求の明細で、解約月の請求、返却送料、追加費用を確かめる

1か月以上の開通待ちならレンタル型ホームルーターも比較する

ここまでの内容で、次の4つに当てはまる人は、月額型のレンタルホームルーターを検討することをおすすめします。

  • 光回線の開通まで1か月以上かかる見込み、または開通日が決まっていない
  • 使う場所は自宅が中心
  • パソコン、スマートフォン、テレビなど複数の端末をつなぐ
  • 開通後に端末を残したくない(端末代の残債を避けたい)

上記に当てはまらない人、たとえば数日で開通する人や外でも使いたい人は、テザリングか日・週単位レンタルを検討しましょう。

まとめ|まず無料貸出を確認し、待つ日数に合った方法を選ぶ

光回線が開通するまでのインターネット環境は、次の順番で考えると選びやすくなります。

  1. 申し込んだ光回線に、開通前の無料貸出サービスがあるか確認する
  2. 無料貸出がなければ、開通まで何日くらいかかるのかを確認する
  3. 数日ならスマホのテザリング、数週間なら短期レンタル、1か月以上または開通日が未定なら月額レンタルを検討する
  4. 利用料金だけでなく、初期費用や送料、解約手数料、返却遅延金なども含めて総額を比べる
  5. 光回線が実際につながったことを確認してから、期限までに解約と端末の返却を済ませる

開通前の無料貸出を利用でき、その貸出期間内に光回線が開通するなら、有料サービスを別に契約する必要はありません。

まずは申し込んだ光回線の公式サイトや申込窓口で、「開通前」「無料レンタル」などの案内を確認してみましょう。

出典

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